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ppm量のイリジウム触媒を用いた発光性材料の開発
π-共役エナミンはその高いHOMOから種々の電子材料としての応用が期待される有機化合物ですが、合成時に用いる金属触媒の残留が物性に影響する点が問題視されます。我々は、イリジウム触媒を用いたアミドのヒドロシラン還元によるエナミン合成に着想を得て、電子求引性基が導入された改良型イリジウム触媒を考案し、重量比で 1/1,000,000 (ppm量) の金属触媒を用いたπ-共役エナミンの合成に成功しました。
- [論文] J. Org. Chem. 2019, 84(23), 15236-15254.
- [論文] Organometallics 2019, 38(4), 852-862.
- [論文] Organometallics 2015, 34(20), 4895-4907.